【読み:かねつけいわい】
女子の通過儀礼の一つで、元服前の13歳のときに行なうところから、「十三祝い」とも「十三詣(もうで)」ともいいます。
少女が成人した女性にかわる際の儀式であったので、「初島田」ともいいました。つまり、初潮をみるのは、昭和初頭まではだいたい13歳であったので、この祝いが行なわれ、「鉄漿(おはぐろ)」[=御歯黒]は、親戚や知人のなかでとくに親しい七人の人を選び、その家に行って、「おはぐろ」をつけてもらいました。
そのことから、「七所(ななところ)鉄漿」ともいいました。江戸時代からは、結婚した女性に一般化しました。