【読み：いぎりすさらさ】
諸外国では、「更紗」を「チンツ」、「バティック」、「プリンティング」などの名称でよんでいます。東インド会社を通じて１７世紀ごろから世界各地へ「インド更紗」を輸出していたイギリスは、１９世紀ビクトリア朝時代に「ビクトリア・チンツ」を自国で生産し、ヨーロッパ各地に輸出して好評を博したことがあります。おもに、銅版による捺染（なっせん）で、平版捺染からロール捺染へと技術は移行しました。文様は、イギリスの自然の草花に異国情緒を盛り込み、気品に富んでいます。
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