【読み:いがばかま】
安土・桃山時代の「立付(たっつけ)袴」を江戸時代に入って伊賀忍者が用いたことにより「伊賀袴」とも称しました。四幅袴(よのばかま)の裾に、脛巾(はばき)[=脛につける脚絆(きゃはん)のようなもの]をつけたもので、挙動、歩行に便利なところから、武士の道中やきこり、漁師の間に用いられ、幕末には、調練服の袴として重要視されました。織田信長、上杉謙信所用のものが、それぞれ、安土総見寺、米沢の上杉神社に所蔵されています。
【読み:いがばかま】
安土・桃山時代の「立付(たっつけ)袴」を江戸時代に入って伊賀忍者が用いたことにより「伊賀袴」とも称しました。四幅袴(よのばかま)の裾に、脛巾(はばき)[=脛につける脚絆(きゃはん)のようなもの]をつけたもので、挙動、歩行に便利なところから、武士の道中やきこり、漁師の間に用いられ、幕末には、調練服の袴として重要視されました。織田信長、上杉謙信所用のものが、それぞれ、安土総見寺、米沢の上杉神社に所蔵されています。