【読み:えりあし】
後頭部の髪の生えぎわの名称です。縦に長く整えた形を「足」といい、江戸時代、京、大坂では、左右二本を「二本足」、左右と中央の三本を「三本足」と称し、江戸では、足と足の間の数により、京、大坂でいう「二本足」を「一本足」、「三本足」を「二本足」[=別名「三つ衿」]と称しました。「二本足」[=三つ衿]がとくに好まれ、「坊主衿」[=足をつくらず不ぞろいの首筋]は、女性の結髪の美観を損なうものとされたため、余分な髪は剃り落とし、衿白粉(えりおしろい)を塗って、足の線を目だたせました。
【読み:えりあし】
後頭部の髪の生えぎわの名称です。縦に長く整えた形を「足」といい、江戸時代、京、大坂では、左右二本を「二本足」、左右と中央の三本を「三本足」と称し、江戸では、足と足の間の数により、京、大坂でいう「二本足」を「一本足」、「三本足」を「二本足」[=別名「三つ衿」]と称しました。「二本足」[=三つ衿]がとくに好まれ、「坊主衿」[=足をつくらず不ぞろいの首筋]は、女性の結髪の美観を損なうものとされたため、余分な髪は剃り落とし、衿白粉(えりおしろい)を塗って、足の線を目だたせました。