段模様とは

【読み:だんもよう】小袖の模様配置の一種です。腰を境に上下に対比させる二段模様と、肩、腰、裾の三段模様とがあります。元禄年間(1688〜1703)に流行したので『元禄模様』ともいいます。このころ友禅染が一般的となり、あらゆる染織技術が出そろって、町人の衣生活の向上は著しいものでした。菱川師宣(ひしかわもろのぶ)の『見返り美人図』は、この三段模様を描いています。

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