カピタン雪駄とは

【読み:かぴたんせった】

カピタン雪駄とは、雪駄のひとつで、南蛮趣味のものをこのようにいいました。皮を3枚重ねて、表を黒漆塗りあるいは溜塗りにしたもので、白なめしの皮緒がすげられています。

カピタンはキャプテンとのことで、船長を意味しています。オランダ商館館長もカピタンと呼ばれていました。このため、江戸時代にオランダ商船でもたらされた南蛮風のものを総じてカピタンと呼ぶようになったようです。他にもカピタン織りやカピタン銘仙などの名がありました。また、カピタン漬けといわれるものは、いわゆる南蛮漬けのことだそうです。

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