陣羽織とは

【読み:じんばおり】

武将が陣中で防寒や防雨のために、鎧の上に着用した羽織のことです。戦闘手段や武器武具の発達に伴い、鎧直垂の使用が廃れ、それに取って代わるものとして用いられるようになりました。具足羽織(ぐそくばおり)、陣胴服(じんどうふく)ともいいます。袖なしのものが多いですが、中には大きな広袖のついたものや、小袖のような袂がついたものもあります。 防寒、防雨の目的以外に戦場での存在の顕示のための装飾的要素も加わりました。絹や羅紗、緞子、ビロード、毛織物といった高級な生地が用いられ、刺繍を施したものもあります。

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