野郎帽子とは

【読み:やろうぼうし】

江戸時代初期からつくられた帽子の一種です。「置手抜い(おきてぬぐい)」[=手拭いを帽子のように頭にのせたかぶり方]と「綿帽子」とを折衷して考案されたものです。由井正雪の乱(1651年)、若衆歌舞伎禁止などのあとを受けて、前髪を禁じられて剃った野郎頭の歌舞伎役者を救う意味から用いられたものです。

関連するキーワード

タグ「歌舞伎」に関連するワード

タグ「江戸時代」に関連するワード

タグ「置手」に関連するワード