鳶合羽とは

【読み:とんびがっぱ】「とんび」ともいわれる防寒、防雨兼用の外套(がいとう)で、男子が用いる黒ラシャ[=地が厚く、織り目のつまった毛織物]のものです。幕末にヨーロッパからもたらされ、その後、日本化しました。その形態は、農民の用いる猿蓑(さるみの)といわれる蓑と同じもので、洋服にも和服にも合うので文明開化の時世に流行し、明治20年代になって、これが「二重回し」へと変化していきました。

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