ミンクとは

【読み:みんく】

北米および欧州、ロシア、フィンランドなどに生息するイタチ科の食肉獣です。日本で毛皮用としてカナダから輸入したのは1928年で、雌雄各2頭のミンクの飼育試験を開始ました。それまで長毛のキツネが普及していましたが、1940年代から世界の流行がコート、ジャケットなどの衣服類に移ったことから、スマートな短毛のミンクが普及しました。
ミンクの毛皮は、毛足が短く密生して保温性、保湿性、放湿性に優れており、皮が薄くて軽く、柔らかく耐久性も抜群で、丈夫で長持ちします。美しく自然な光沢と美しい色調が特徴で、オスはメスより大型で豪華な雰囲気からストールや襟などに、メスは軽くしなやかな毛質を活かし、コート等に適しています。
毛皮はデリケートなので、お手入れに注意が必要です。着用後はコートを逆さに振ってホコリを落とし、乾いたタオルで毛並みにそってふき取ると艶が戻ります。
湿気は毛皮の大敵カビとニオイの原因となるので、湿気の少ない場所で、型崩れしないよう太いハンガーにかけ、埃よけカバーもかけて保管します。また毛の折れや癖が付いてしまわぬようスペースに余裕を持った保管を心がけるとよいです。

関連するキーワード

タグ「コート」に関連するワード

タグ「動物」に関連するワード

タグ「毛皮」に関連するワード