郷土服とは

【読み:きょうどふく】

各地方で用いられる農山漁村での庶民の衣装のことです。
「民俗服」、「民俗衣装」ともいいます。「晴れ着」、「平常服」、「仕事着」に分かれますが、ことに「仕事着(野良着)」が生活の中心であり、特徴があらわれます。
仕事の内容や、地理的、風土的条件などにより、それに適した「民俗服」の型の分布がみられ、それに、交易、交流により、若干の変化が加えられます。
「郷土服」は、各地で特色ある型を保ってきましたが、1935年(昭和10年)ごろから第二次世界大戦にかけて、地方の特色が乱れはじめ、戦後は、洋式の仕事着の普及でほとんどみられなくなりました。

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