【読み:くじらじゃく】
鯨尺は、長さを測る物差しのひとつで、単位に尺貫法を用いたのもです。古くは、鯨の鬚(ヒゲ)で作られていたことからこの名があります。和服の世界では、寸法を測るとき、表すときに、現在も用いられています。 鯨尺の1尺は=37.8787879cmで、約38cmとされています。
1尺=約38cm、 1寸=約3.8cm、 1分=約0.38cm
と覚えておくとよいでしょう。
《ちょっと寄り道...》 建築で使われる物差しは、曲尺(かねじゃく)といいます。曲尺の1尺は30.3cmです。 鯨尺、曲尺、いずれも日本古来の計量単位ですし、「尺」「寸」「分」を用います。 ちょっと紛らわしいので、注意が必要ですね。