【読み:こだいちりめん】
古代縮緬は縮緬のひとつで、しぼが大きいのが特徴です。緯糸には右撚りと左撚りの撚り糸を、2本ずつ交互にして織られていて、二越縮緬ともいいます。縮緬の最も古いスタイルを持つことや、古代の白生地に似ていることから、古代縮緬という名になりました。 しぼが大きいことから、鬼しぼ縮緬ともいいます。(戦前は四越以上で作る粗いしぼの縮緬を鬼しぼといいましたが、時代とともにしぼの大きいものが少なくなったため、二越縮緬のしぼも鬼しぼに加えられているそうです。) 古代縮緬は、色無地や染め帯、半襟などに用いられます。