印籠とは

【読み:いんろう】

多くは、三段から五段に重ねた、長楕円形の扁平な小さな容器で、両端のひも通しの管に緒を通し、緒締め(おじめ)[=袋などの口にひもを通し、たばねてしめるためのあなのある玉。玉・石・角・金属・練り物などでつくる]と根付[=巾着などのひもにつけて帯にはさむ飾りもの]をつけて帯にはさんで腰にさげるものです。男子の携帯品で、江戸時代に裃(かみしも)着用の際には、必ず腰にさげました。

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