樟脳とは

【読み:しょうのう】

樟脳はクスノキから取れる成分で、医薬品や虫除けに利用されます。英語でcamphor(カンファー)といいます。クスノキのチップを水蒸気蒸留して得られる成分を脱水、脱油を繰り返し、乾燥させて作られる、無職半透明の結晶で、独特の芳香を持ちます。樟脳の「樟」はクスノキのことで、天然樟脳の由来がうかがえますが、天然樟脳は市場にはほとんど出回らないとのことです。科学合成品の中には、松脂から採れるテレピン油を原料としたものもあります。天然樟脳はd体(d-カンフル)、化学合成品はdl体(dl-カンフル)と分けられます。香りに虫の忌避効果があり、防虫剤として利用されています。

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