【読み:きゃらこ】
もともとはインド南部のケララ州の海港・カリカット港から輸出された綿布のことで、この積出港の名がなまってキャラコと呼ばれるようになったといいます。 アパレルでは別名「キャリコ」ということもあるようです。木綿布としては特に良質で、薄くてつやがある目のつんだ白い木綿地です。
金巾(かなきん)の高級なもので、30~40番手の経糸、緯糸合計密度が140本/インチ以上のものは上キャラコ、130本/インチ前後のものを並キャラコといいます。 特徴はキャラコ仕上げにありますが、濃い裏糊(うらこ)を施し、カレンダーと呼ばれる大きな金属製のローラーで織目をつぶして光沢をつける方法で、独特の美しい表面が生まれます。足袋の生地として使われることが多く、他にはカッターシャツやハンカチ、裏地などに使われます。