芸能文とは

【読み:げいのうもん】

江戸文化の隆盛は歌舞伎見物をブームにし、役者の紋や衣裳から数々の文様が流行しました。芸能にちなんだ風景、器物、人物も意匠化されるようになりました。
江戸以前から、日本の芸能の基盤にあったのは舞楽・能楽です。公家、武家にとっては欠かせない教養の対象でもありました。江戸時代の武家女性の風景文様に能の一場面が展開されているものも見られます。その目で見るときものの意匠にも奥深いものがあります。
現代でも、能や芝居の演目にちなんだ意匠を身につけるのはきものの楽しみの一つといえます。

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