【読み:あーる・でこ】
1910~1930年代に流行した美術工芸の様式で、フランス語の art decoratifs (装飾美術)の略語。 1925年パリ開催の「現代装飾・工業美術国際展」(アール・デコ展)以降「アール・デコ」の名称で呼ばれるようになりました。 装飾美術の様式として、現代都市生活に適した実用的で単純、直線的なデザインを特徴としています。幾何学的な線とパターン化された模様で構成されているものが多く、それ以前に流行したアール・ヌーボーと比べると簡潔ですっきりした印象を持ちます。 日本でアールデコの様式の代表的なものとして、旧朝香宮邸(東京都庭園美術館)や氷川丸 (日本郵船氷川丸)船内の装飾などがあります。