茶染とは

【読み:ちゃぞめ】

茶色系統の色染の総称です。

江戸時代、京都では茶染め専門の仕事をする人を茶染師といいました。化学染料が出現するまでは、植物染料の染色として、藍染とともに多く用いられていたのが茶染で、紅染、黒染とは分業になっていました。禁裡(きんり)や幕府の御用を務めたところから、茶染屋は御用染師を指すようになりました。また紅、黒以外の全色を染めるようになったため、諸色染ともいいました。

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