脂燭色とは

しそくいろ
脂燭色
[表地]
RGB
136 / 072 / 152

CMYK
11 / 53 / 00 / 40

Webカラー値
#884898

[裏地]
RGB
200 / 081 / 121

CMYK
00 / 60 / 40 / 22

Webカラー値
#C85179

【読み:しそくいろ】

表地に紫を、裏地に紅を配し、心材の油脂の色を表した色目です。脂燭とは昔、照明に用いた松明(たいまつ)のことで、その材料の老松の心材は油脂を多く含んでいます。この色目を表すには、重色のほか織色があり、織色では、経紫緯紅で織られます。その色調はだいたい重色と同じで赤紫系統の色になります。『桃花蘂葉』には「脂燭色、火色ニ同ジ」と記されていますが、平安時代、火色といえば、淡紅の色を指すので、「脂燭色」とは色調が少し異なります。この色目があらわれたのは平安時代以後だと思われます。

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