ローシェンナとは

ろーしぇんな
ローシェンナ
RGB /
225 / 123 / 052

CMYK /
00 / 45 / 77 / 12

Webカラー値 /
#E17B34

【読み:ろーしぇんな】

シェンナはイタリア中央部のトスカナ地方の都市の名前です。この地方の土は昔から天然顔料として、絵の具や塗料に用いられてきました。酸化鉄と大量のコロイドケイ酸が含まれた土で、それが顔料の特性とされています。英語の色名になったのは18世紀になってからですが、イタリアの黄土のイタリアンオーカー(italian ochre)という別名で呼ばれることもあり、イタリアの大地の典型的な色とされていました。強い黄赤に用いられます。この顔料はシェンナ産に限らず、トスカナ地方全域とサルディニア島産出の黄土までローシェンナと名付けられています。この顔料を練るために多くの油を消費するので不経済ともいわれますが、フレスコ画には優れた特質を発揮する絵の具といわれています。

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