練色とは

ねりいろ
練色
RGB /
237 / 228 / 205

CMYK /
00 / 04 / 14 / 07

Webカラー値 /
#EDE4CD

【読み:ねりいろ】

わずかに黄色みがかった白、ごく薄い黄色に用いられます。繭を煮沸し、いくつかの繭から糸口を集めて生糸にします。それを巻き取ったのが繰糸(くりいと)で、空気に当たって酸化されると、表面がセリシンという膠(にかわ)質に覆われて硬くなるので、それを落とすために糸を精練します。石けんやソーダが無かった時代には、人間が手で練り上げて糸を柔らかく滑らかになるように仕上げていました。こうしてできたのが練糸で、その織物が練絹です。本来の練色は、練糸、練絹のように艶のある素材のままの色のことですが、漂白した絹を染めた練糸もあったようです。平安時代から使われてきた伝統色名で、現代では絹以外の布地にも色名として用いられます。

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