八つ留めとは

【読み:やつどめ】

和裁の技法で、袷(あわせ)の袖付け止り、脇明き止りなどにほどこす「四つ留め」の一つです。たとえば、女物の袖付けの「四つ留め」は、表袖、表身頃、裏身頃、と針を進め、裏袖山で折り返して元に戻る針目の数から「八つ留め」ということもあり、また、裏袖の折り山は、平行に一針なので、「七つ留め」ともいうことがあります。また、「八つ留め」は、長着の「八つ口」にほどこす「笹縁(ささべり)」をさすこともあります。

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