【読み:みうらしぼり】
三浦絞りは絞り染めの技法のひとつです。
豊後国(大分県)の藩医三浦玄忠の妻が、別府絞りの技法を鳴海地方に伝えてからはじまりました。
生地の下から指で布を持ち上げて、糸で巻き、鉤針の尖端で刺して引っ張っておいて絞ります。その後続けて右から左へと20~40粒ぐらいを一定の間隔で絞ります。
三浦絞りには、横三浦絞り(平三浦)や筋三浦絞り、石垣三浦絞り、やたら三浦絞り、大小三浦絞り、疋田三浦絞りなどの種類があります。三浦絞りは、豊後絞り、ひよこ絞り、鳥の子絞りなどとも呼ばれます。