【読み:りゅうきゅうがすり】
沖縄全域で織られる絣織物の総称です。沖縄の木綿や紬に織りだされる琉球絣は、日本の絣の原点といわれるほど古い歴史をもちます。14世紀頃に中国や南方から伝えられて独自の発達を遂げました。
上布や紬・木綿など様々な素材があり、日本各地の絣織物の基となりました。
シンプルで素朴な絣柄は独特の味わい深い雰囲気です。絣柄にはバンジョー(番匠金)・トーニー(餌箱)など生活に密着した名称がつけられています。
モチーフは鳥、花、亀甲、碁盤の目など基本パターンは60種といわれます。
現代でも街着のきものや帯の文様などに使われ、高い人気を得ています。